田舎の梅農家 プラムハウスふなやま
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2002年度 □春3〜5月 ■夏6〜8月 ■秋9〜11月 ■冬12〜2月 ■一覧に戻る
3月
春 春の南部川村
3月上旬
おじいちゃんの炭焼き釜で炭を焼いています。材料の木には和歌山県の木「ウバメガシ」を使用します。焼けている間は釜の中の温度が大変な高温になりその温度は1,000度と言われています。焼き上がったら、釜の中からから炭を出します。それに灰をかけて徐々に火を消します。これで品質の良い紀州備長炭の出来上がりです。
炭焼き釜の中は・・・
炭焼き釜の中は・・・
釜から炭を出す、おじいちゃん
釜から炭を出す、おじいちゃん
3月中旬
今まで梅の花に気を取られていましたが、梅畑では既に「ふきのとう」や「つくし」なども顔を出しています。左の写真は梅畑に自生している「ふきのとう」で、5月には「ふき」が収穫できます。また、2001年度版農作業2月で紹介しました梅の花ですが、今は花びらが散り「がく」だけになっています。よく見ると枝の先の新芽も大きくなってきました。(ポインタ部分)これからどのようにして梅の実になるのかを徐々に紹介します。
ふきのとう
ふきのとう
梅の花びらが散りました(3月12日)
梅の花びらが散りました(3月12日)
3月下旬
3月18日 第1回目の農薬散布を行いました。使用した農薬はZボルドー水和剤とモスピラン水溶剤です。当地方は最近暖かい日が続いており梅の成長も進み、昨年より10日早く、ほぼ例年並みの農薬散布になりました。詳しくは「プラムハウスふなやまでの農薬散布について」をご覧下さい。また、同じ日の梅の実の様子です。農作業3月中旬で紹介しました写真に比べて、「がく」の中からは梅の実が脹れ始めています。梅農家の間ではこのことを「がくを脱ぐ」と呼んでいます。
Zボルドー水和剤とモスピラン水溶剤
Zボルドー水和剤とモスピラン水溶剤
「がく」の中から梅の実が(3月182日)
「がく」の中から梅の実が(3月18日)
4月
4月上旬
梅の実が少しづつ大きくなっているこの時期に肥料を施します。これは梅の木が大きくなるためと、梅の実が大きくなるためのものです。この肥料のことを春肥(実肥)と呼びます。最近では有機質肥料でもペレット(粒状)に加工したものがあり施しやすく助かります。肥料を施した日の夕方、梅畑の近くの山に置いてある「ほた木」(しいたけ菌を植えつけた木)を見に行くと、しいたけが生えていましたので収穫しました。しかし前回は野生の日本猿の群れが現れ、せっかくのシイタケを食べられてしまいました。毎日が日本猿とのシイタケ競争です。
春肥(実肥)
春肥(実肥)
しいたけ
しいたけ
4月中旬
4月3日 第2回目の農薬散布を行いました。使用した農薬はデランフロアブルとマイシン水和剤です。これは、昨年より5日早く、ほぼ例年並みの農薬散布になりました。また第1回目の農薬散布から第2回目の農薬散布までの雨量の合計が我が家で約80mmと例年より少なく、これからも少雨が予想されるため今回の農薬散布量を標準散布量の75%程度にしました(減農薬)。詳しくは「プラムハウスふなやまでの農薬散布について」をご覧下さい。また、同じ日の梅の実の様子です。農作業3月下旬で紹介しました写真に比べて、梅の実が少し大きくなってきました。
デランフロアブルとマイシン水和剤
デランフロアブルとマイシン水和剤
梅の実の様子
梅の実の様子(4月3日)
4月下旬
4月19日 晴天微風の好条件で第3回目の農薬散布を行いました。使用した農薬は水和硫黄剤で、散布はほぼ例年並みの農薬散布日です。また第2回目の農薬散布から第3回目の農薬散布までの雨量の合計が我が家で約65mmと前回同様に例年より少なく、これからも少雨が予想されるため今回の農薬散布量も標準散布量の75%程度にしました(減農薬)。詳しくは「プラムハウスふなやまでの農薬散布について」をご覧下さい。そして、同じ日の梅の実の様子です。農作業4月中旬で紹介しました写真から一回り大きくなり、枝が梅の実の重みでたわみ始めました。
水和硫黄剤
水和硫黄剤
梅の実の様子
梅の実の様子(4月19日)
5月
5月上旬
今年も南高梅が豊作で梅の木にはたくさんの梅が実っています。草刈り作業を終えた梅畑では今、木の下で写真(生理落下)のように梅の実が落ちています。せっかく実ったのにどうして、と思われるかも知れませんが、梅の木は“木”自身の体力に応じた数の実だけしか育てません。そのため、成り過ぎた梅の実をこの時期に間引く画期的な機能を持っているのです。このことを農家では生理落下と呼んでいます。
また5月6日、第4回目の農薬散布を行いました。詳しくは「プラムハウスふなやまでの農薬散布について」をご覧下さい。
生理落下
生理落下
5月6日現在の南高梅の実
5月6日現在の南高梅の実
5月中旬
我が家には当地方では最近珍しくなりましたが茶畑があり、毎年この時期にお茶摘みを行うのが恒例になっています。お茶は茶畑の他にも、写真のような梅畑の周辺の急傾斜地にも栽培しています。この日も早朝より家族総出でお茶摘みを行いました。写真で摘んでいるのはおじいちゃんとおばあちゃんです。そして摘んだお茶は倉庫の庭に作った簡易の釜土で煎ります。
お茶摘み
お茶摘み
お茶を煎ってます
お茶を煎ってます
5月下旬
5月に入り梅の収穫が近づき、梅の実の肥大もますます進みました。写真は5月22日に撮影した南高梅の実です。しかし、梅の実をよく見るとまだまだ未熟果で熟すまでにはもう少し時間がかかりそうです。我が家の倉庫では南高梅を漬込む準備が既に出来ています。写真のタンクの側に置いてある紙袋は一俵当たり25kg入りの粗塩です。後は実が熟するのを待つだけです。
南高梅の実(5月22日)
南高梅の実(5月22日)
南高梅を漬込むタンク群
南高梅を漬込むタンク群


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