田舎の梅農家 プラムハウスふなやま
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農薬の使用について
皆様が気になる「農薬」について、常に減農薬を考える“プラムハウスふなやま”での取り組みについてご説明いたします。
このページを見た感想や農薬に関する疑問など、どんなことでも結構ですのでお便りお待ちしております。




お客様から「無農薬、有機栽培、無添加で」というお声を多く頂きます。

プラムハウスふなやまではその御意見を取り入れて、普通の肥料の代わりに有機質肥料

施すことによって有機栽培に近づくことができ、また梅干しを減塩調味する時、

人工添加物を使用しないで加工することもできました。

しかし、梅を畑で栽培する限り現在ではまだ無農薬栽培はほぼ不可能です。

そこで、プラムハウスふなやまでは3月中旬から5月下旬にかけて農薬を

最大5回散布する予定にしていますが、

気象条件や病斑の発生状況によっては散布回数を減らしたり散布量を減らしたりします。

プラムハウスふなやまでは農薬安全使用基準を守り減農薬に最大限の努力をしています。
なぜ最大5回も? と驚きのお客様に
◆どうして無農薬栽培はなぜできないの?
梅の木もいろいろな病気にかかったり、虫に食べられたりします。より木の健康を守るためには最低限の予防が必要になってきます。他の野菜などとは違い何年も同じ木から収穫する梅は、“木”自体が一度病気にかかってしまうとやがてそれが元で、その木が枯れてしまうからです。しかし、限りなく無農薬に近づけるために、気象状況や農園の状況に絶えず注意しながら無意味な農薬の散布を控えるようにしていますので、実際の散布回数が予定より少なくなることもあります。
◆いつごろ?どんな目的で?
春、暖かくなるにつれて病害の活動も活発になります。この頃に、農薬を散布し梅の木が各種病気にかからないように予防します。
◆病気になってから治療(農薬を散布)したら?
一度病気にかかって、その症状が現れ始めてから農薬を散布しても、回復は困難なため症状(病斑)が現れる前に予防する必要があります。
◆各種病斑が現れた梅干しでも体に影響なく食べられますか?
農薬安全使用基準を厳守していれば、各種病斑が現れた梅干しでも体に影響なく食べられますが、やはり味が劣ります。
◆農薬の安全使用基準ってなんですか?
厚生労働大臣が食品衛生の見地から定めた残留農薬基準値を越えないような農薬の使い方を、農林水産省は農家を指導する立場にあります。そこで、法律で「農林水産大臣は、農薬の安全かつ適正な使用を確保するために必要があると認めたときは、農薬の種類ごとに、その使用の時期および方法その他の事項について農薬を使用する者が遵守することが望ましい基準を定め、これを公表するものとする」ということになっており、これを「農薬安全使用基準」といっています。
◆実際に散布する農薬は何ですか?
プラムハウスふなやまでの農薬散布の予定です。各予定をクリックすればさらに詳しい予定内容が見られます。
 (実際の散布状況・結果は農薬散布後、農作業ページにて報告します)
農 薬 散 布 予 定
◇第1回目 3月中旬〜下旬 Zボルドー水和剤・モスピラン水溶剤(二種混合)
◇第2回目 4月上旬 水和硫黄剤・マイコシールド水和剤(二種混合)
◇第3回目 4月中旬〜下旬 水和硫黄剤
◇第4回目 5月上旬 スコア水和剤
◇第5回目 5月中旬〜下旬 ストロビーDF(ドライフロアブル)

この約3ヶ月間は毎日梅の状態が気になる季節です。例えば農薬をいっぱい使えば梅の木や実に害は無くなりますが、それではいい梅とは言えません。常に意味のある量だけを使うように心がけ、無意味な散布は控えます。そして出来ることなら無農薬で、というのが梅農家<私>の本音です。
また、このページに関するご意見・ご感想などをお寄せ頂ければうれしく思います。

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