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◆第1回目 |
期間 3月中旬〜下旬
対象 かいよう病・アブラムシ |
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●この時期の状況
例年この時期は晴天が良く続き、絶好の農作業日和が続きます。しかしこの時期はアブラムシが良く出てきて、毎日見ておかないとせっかくの新芽や梅の実が食べられてしまいます。梅の実・木に被害の少ないケムシなどはそのまま放置するのですがアブラムシを放置してしまうと、梅畑が全滅します。またこのこの頃から、かいよう病にも注意が必要になってきます。 |
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アブラムシ |
アブラムシが発生した実
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アブラムシが寄生した葉 |
【解説】
おもに春季、新葉に寄生し葉を巻縮させたり、新梢の若葉や芽に寄生し強く巻縮させ発育を阻害したりします。その他には新梢の若い茎に群生して寄生したり、葉裏・葉脈にそって寄生したりします。
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かいよう病 |
かいよう病になった実
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かいよう病になった葉 |
【解説】
開花期前後から健全な枝の樹皮に濃緑色、水浸状の斑点をつくり、葉・果実・花などに発病させます。
ひどい部分では、開葉時の葉や新しく出てくる枝を枯らしてしまい、何年たっても樹が大きくならなくなってしまうこともあります。 |
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使用する農薬 |
モスピラン水溶剤
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Zボルドー水和剤
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【解説】
アブラムシ対策にモスピラン水溶剤を使います。これはモスピランを4,000倍の水で薄めます。それとかいよう病対策にZボルドー水和剤、これも水で500倍に薄めます。これら二つを混合して散布します。
【農薬安全使用基準】 |
農 薬 名 |
希釈倍数 |
使用時期 |
最大使用回数 |
・モスピラン水溶剤 |
4,000倍 |
収穫7日前まで |
3回以内 |
・Zボルドー水和剤 |
500倍 |
葉芽発芽前まで |
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