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9月上旬
梅農家にとって9月は平成14年産梅作りの始まりの月です。この南高梅の木は私が7年前に植えた若木です。
今は枝が伸び、葉が茂り、青々としています。これからこの木の四季の変化の様子を時々伝えていきます。
写真の木(梅の木(9月))の枝を拡大しました。南高梅の木は8月上旬には翌年に咲く花の花芽が作られます。3個芽がある内の両側の2個が花芽で、今はまだ2mm位です。真中の1個は来春、枝になる葉芽です。 |

梅の木(9月) |

花芽(9月) |
9月中旬
8月は梅干し作業が中心のため梅畑に行く機会が少なく、梅の木の下に雑草が茂っています。その雑草を刈り、梅の木の敷き草にします。「農作業5月中旬」で紹介したように平坦地では手押しの草刈り機も使えるのですが、傾斜地では写真のような草刈り機を使います。腰に付けているのは蚊取り線香です。虫類が多いこの時期の農作業の必需品です。草刈り作業をしているときに梅の木の切り株に生える”さるのこしかけ”
を見つけました。珍しいので写真に収めました。 |

草刈り作業 |

サルノコシカケ |
9月下旬
梅の木に肥料(元肥)を施します。施す肥料選びは慎重に行っています。もちろん有機質の肥料を選ぶのですが、私の選び方の一つに肥料を少量食べてみます。これは何の根拠もないのですが食べて腹痛を起こすような肥料は大切な南高梅の木には施しません。梅畑の端に自家用の栗の木があり、食べ頃の栗を毎夕方に収穫しております。無農薬栽培ですので少々虫がついていますが、秋の味覚が楽しめます。 |

肥料(元肥) |

栗ひろい |
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10月上旬
左の写真は7月9日の日記(ふなやまの一週間)で紹介した南高梅の木から取れた梅の種です。約3,000粒あります。この種を良質のもの500粒位に選別し、来年の苗木の台木(根の部分)にするために大切に保存します。また、当地方には”TAC(Takagi Agricylture Club)”という10名で作る農業後継者団体があり私もその一員ですが、南高梅の苗作りには大変な労力とこまめな作業が必要になります。そのために、TACのみなさんとの共同作業をしております。この写真は梅の種を今年の春に蒔いて出来た苗木の台木(根の部分)に南高梅の原木の穂(幹の部分)を接木しているところです。 |

梅の種 |

接木 |
10月中旬
今月19日は当地方の秋祭りです。そして祭りに欠かせない食べ物が当地方に生える早松(さまつ)という松茸によく似たきのこです。早松は山の限られて場所に自生していますが雑木が茂る山ではなかなか見つけることはできません。そのため生える場所を各農家では親から子へ、子から孫へと言い伝えています。ふなやまも祭りに備え、私有の山に入り早松を取りに行きます。 |

早松発見! |

松茸に似た早松 |
10月下旬
23日朝、梅畑に行くとなんと畑の至る所に穴が出来ていました。(写真だと見にくいですが)イノシシです、野生のイノシシが夜の間に来て畑のミミズ等を食べるために畑を荒らしたのです、「ヤラレター!」しばらく呆然と立ち尽くしました。今年は樫や椎など山の木の実が豊作でイノシシの餌が豊富にあるので梅畑には来ないだろうと油断していました。畑を元の状態に戻すには一週間は掛かりそうです。ボス(犬)は梅畑に入って来て被害を及ぼす野生の日本ザル、鹿、カモシカ、たぬき、うさぎ、そしてイノシシから梅の木や畑を守るための番犬ですが、梅畑に来たイノシシが大きかったらしくボスでも歯が立たなかった様子です。 |

イノシシの被害跡 |

梅畑の番犬、ボス |
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11月上旬
これから冬場に向けての主な農作業は二つ。一つは剪定作業、もう一つが梅畑の土壌管理作業(土づくり)です。土づくりは農作物を育てる時の基本作業で夏場には梅の収穫、梅干し作業等で出来ない分これから土づくり作業を行います。まず最初に現在の梅畑の土壌が、昨年に続き梅を育てるのに適しているかを調べてもらうために、梅畑の数ヶ所から土を採取して土壌分析に出します。今年は「南部川村紹介」に紹介してます”うめ21研究センター”が各農家の土を分析します。 |

土壌分析の土を採取 |

梅畑の土 |
11月中旬
おじさんが一足早く剪定作業を始めました。剪定とは古くなった枝を整理して、新鮮で充実した枝を作ることにより梅の木の樹勢を保ち、梅の実に傷や病気を付き難くすることが大きな目的です。しかしこの作業は「農作業のここがツライ!」で紹介してるように、おじさんにとっては大変な重労働になります。また、梅畑の端に柿の木があって今が食べごろになっているのですが、おじさんは休憩時間に柿を食べながら剪定作業を行っています。 |

剪定(おじさん) |

柿の実 |
11月下旬
夏から秋にかけてケムシが梅の木の葉を食べ始めました。梅の実がないこの時期、以前は殺虫剤で駆除していました。しかし、農薬をなるべく使用したくはないので、最近はなにもしないでそのままにしています。幸い梅の木の先端の葉のみの被害でしたが光合成が減少し、梅の木に多少影響があるのですが安全性を優先しました。 |

ケムシの被害があった枝 |
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